コスモス、光の扉

人間がエネルギー的に軽くなり、変化することを通して、新しい行動規範を確立し、コスモスが与える光の扉を通るためのカギについて教える。

この「コスモス、光の扉」という宇宙学の書を通して、著者エルネスト・バロン氏は、果てしない宇宙へと続く窓を開き、コスモスに存在するあらゆる多様なエネルギーについて私たちに知らせている。

本の第一部で著者は、宇宙空間についての科学的な調査を行い、価値観の危機や社会的な変化、地球の破壊、暴力等に関し、人類の生きる矛盾に満ちた時代について分析している。そして、このひん死の世界に対して、星の輝く宇宙への扉がいかに開くのか、最新の発見や科学的調査に基づいて、科学的革命の基礎について分析している。

この第一部で著者は、宇宙から来る生命の素、地球に落ちてくるウイルスの粒子、彗星の謎等の、非常に興味深いテーマを分析している。そして第二部では、エネルギーの宇宙について分析している。この部分では、人間のエネルギー化と、エネルギーの獲得という大変重要なテーマに触れている。

第三部では、著者は、私たちが新しい行動規範を確立し、コスモスが与える光の扉をくぐるためのカギを教える。また、ブラックホール等、コスモスに存在し得る危険について、警告もしている。

最後に、様々な星座と、はるか古代よりそれらが私たちに残したメッセージについて、すばらしい研究を行っている。それらは、星々とつながりを持っていた古代の民族から採集されたものであり、現在においても、それらを知って獲得することができるものである。

この本は、新しい時代に至るためにまさに変化と変換が必要なこの時代において、人間にとって身近な現実に理解と心の目を決定的に開くものである。