人生の劇

この示唆に富む、「人生の劇」という独創的なタイトルのこの作品は、著者エルネスト・バロン氏による、真の自己認識心理学の研究書である。誰にでもわかりやすい、シンプルな言葉で、誰もがまさに劇を展開している人生という学校における、私たちの演技がどのようであり、なぜそうなったのか、について教えてくれる。

 

非常に独創的な形で、古代の偉大な文化における芸術および劇の意義について、その概略を示したうえで、その単なる文字通りの、あるいは芸術的な意義を超えたところまで読者を案内し、それを日常的な行動や心理面に適用して、自分のあらゆる面について深めるよう示唆する。劇は、人生そのものを表している。

著者が述べる通り、「この作品の目的は、伝統的な劇と、各個人の物理的、心理的、そして超心理的状態との間に存在する、すばらしい類似についての説明を試みることである。」

このように、様々な章を通して、著者は、人生における私たちの真の役割が何であるか、を発見するよう誘う。そこには、登場人物が個人主義的な役をするのか、あるいは無私の奉仕や仲間意識、兄弟愛のある役をするのかを選ぶ「単調な劇と革命の劇」について、また「私たちの用いるべき衣装」についての反省が見られる。

この興味深い本の第2部では、著者は「劇の種類」について、俳優とその参加に応じて、「個人的な劇、多数による劇、普遍の劇等」となり得ることを説明している。

第3部では、あらゆる人間の活動およびその存在の一部として、ドラマ、喜劇、悲劇という「劇の3つの原型」の分析へと、私たちは導かれる。

結論として、この「人生の劇」という作品の知識とその研究は、自己認識の扉を開く、と言える。著者の言葉を引用するなら、「誰もが、自分が提供すべき、あるいは構築すべき何かをするために生まれてきた。カギとなるのは、その固有の公理を見つけることである。」

Más en esta categoría:

« 言葉、普遍の生命の源