抜粋 偉大なるマスター、イエス・キリストの生涯と作業

この言語を絶する作品の著者、エルネスト・バロン氏は、イエス・キリストの誕生からその死、そして復活までの生涯と作業を、私たちに詳細に示している。

 

“「信徒達が、キリストは世界の救世主だと言う時、それは疑いようのない現実である。私たちの誰もが、この偉大な存在が人類に与えた愛と犠牲の模範によって、またその大いなるクリストの作業によって、このように感じるのだ。」

「心の科学に従って、人であり神の子としてのイエス・キリストの生涯と作業を詳細に研究するなら、それが究極にはコスモスのドラマに支えられていることを発見する。このドラマは、高度に進んだ世界にも見られる、宇宙的な出来事である。」

「このプロセスは、ガブリエル天使により告知される。ガブリエル天使は、母性の象徴である月の指導天使である。この誕生の天使は、インドのアヴァタラ(救世主)、クリシュナにも告知を行い、また、マホメットにも、スーラ山でその作業を完了する、と告げた同じ天使である。」

「クリストは、イースター-おひつじ座の羊として、世界の罪を消す。それは、浄化し照らし出す火の壮麗さである。それは、エノクのエネルギーと強く振動する聖霊のパワーである。」

「単なる歴史的、民衆的信仰という観点を離れて見るならば、ユダ-物質が絶え間なくクリストを売っていることを発見するだろう。個人的にも集団レベルでも、人類にも同じ事が言える。宗教性に欠ける物質主義の世界は、一瞬一瞬クリストを売買している。」

“ 「ピラトスは、マスターが囚われている間、協力しようとした。彼に話しかけ、質問をしたが、イエス・キリストはあらゆる対話に対して沈黙を守った。これは、マインドは良い概念を持って、助け、協力しようとすることができるが、どれだけ良い意図があろうと、決して統合-クリストの言葉を理解できないことを意味する。」

「大いなるガリラヤのラビ(イエス)の死と復活は、新しいキリスト教の時代の開始、2千年前より現在まで続く、不動の信仰の強化の時を告げるものであった。」