抜粋 星と天体の人間への影響

「エジプトのような、宇宙学や占星学に極めて秀でていた古代の文化の神話や記憶を研究するなら、おおいぬ座、そして天空で最も輝く星シリウスから、私達の銀河において獲得し得る愛と善意の最も完璧な光が放射されていることを確認する。上下エジプトの民が、星にそれ程の崇拝や敬意を傾けていたことには、意味があるのだ。」

「全てはコスモスからやって来ることを理解するのは、興味深い。たとえ一般の人々が日増しに星の神秘について無知になっていようと、多次元の七つの磁気センターが存在しており、それらはストピンデルと呼ばれる、と断言しなければならない。その一つ一つを膨大な量の軽いエネルギーが通って、地球や、また人間を含めた全ての生き物に届いている。これらの生体エネルギーの渦は、未だ科学者達に知覚されていない。」

「現代の天文学は、北極星が脈動変光星、つまり周期的に拡大、収縮し、断続的な放射を生んでいることを発見した。これは、今なお解明されていない、公式の科学には解けない謎である。」

「私達の人種の初めから、北極星-ポラリス、シリウス-ソティスのようないわゆる恒星は、常に天体や人間と結びついていた。オリオンやりゅう座、おうし座のプレヤデス、てんびん座、ウンモ星、太陽、金星、火星といった他の天体や惑星、星座にも同じことが言え、通常これらは、私達の祖先と物理的、エネルギー的に共に存在していた。」

「メソポタミアやインカ、マヤ、ケルト、エジプト、レムリア、アトランティスといった古代文化の無数の遺跡や立地を研究するなら、それらが様々な惑星間のつながりの証人という役割を果たす、考古学的な地であることに気づく。これは、熱心な観光客や考古学および宇宙考古学の研究者達にとって、心躍るものであり続けてきた。」

「ふたご座は、コスモスの二重性の印を象徴しており、宇宙の二つの力、物質と精神の存在を示唆している。」

「たとえば、サンティアゴの道あるいはヴィア・アルクタは、ジオンあるいは大地の魔術を映し出すものだ。それはレイライン、風水、竜脈といった名でも呼ばれるラインであり、秘められた道を通じて私達を天の川(乳の川)、シデリタあるいはコスモスの細道へと通じており、そこへ連れて行く、かのコンポステーラ(星の野)である。」

「問題は、天文学者や占星学者、宇宙物理学者、宇宙学者ら全てが、星の動きを厳密に物質的で算術的なものとして見ており、決してそれらを指導する意識の下にあるとはみなしていないことだ。ましてや、それらが高等な秩序あるいは何らかの秩序立て、組織する力に操られているなど、さらに受け入れないだろう。それが、現代科学の深刻な過ちなのだ。」

「それぞれの文化がある種のホロスコープを有しているが、それらは常にある中心軸と黄道上の12の星の部分と関連付けられている。カルデア-メソポタミアより黄道は、この太陽の楕円の道の上をそれぞれ30度ずつ均
等に、12の部分に分けられてきた。それらの星座は私達の太陽系オルスに属する惑星と結びついており、それが私達の星座に顕著な影響を及ぼしている。

心理-占星学は心理学、社会学、精神分析と共に、自己認識において実に興味深い役割を果たしている。もし一貫性のある真面目な形でこれらの科学を用いるなら、個人の特徴をよりよく知り、そうしてまた、私達も自分自身の内面に入り得る。」

「私達を特徴づける星座は、その人のアイデンティティーにおける全てを意味する訳ではない。その性質や行動、人格、傾向、嗜好などの参考にすぎない。その本当のあり方は、魂のレベル、生まれたとき(前期、中期、後期のいつか)、アセンダント、遠隔の星座、時間、日、父親や母親の教育、社会環境やトラウマ、恐怖症、マニア、恐れの影響、昼に生まれたのか夜に生まれたのか、その月齢の影響等が定義する。」