オリンポス、明らかにされた神秘:要約

その作品「オリンポス、明らかにされた神秘」において、エルネスト・バロン氏は、私たちの心理や精神生活、そして日常生活に素晴らしい教えとして役立ち得る、全く知られていない、はるか古代のギリシャを発見させてくれる。

これは、神話、歴史、超越的な人類学の書であり、これまで決して人々が知ることのなかった、ギリシャの神々についてのはるか古代の神秘が記されている。  

著者の言葉を引用するなら、「この悲嘆に暮れた人類を手伝い助けるために、神々自身がその存在を明らかにした。ギリシャの12神は、霊の主な12の部分を明らかに表していることを知るのは、非常に重要である。それは、はっきりと定義できる特別な12の教えであり、もしこれらを実践するならば、内面的に大変役に立つものである。」  

この素晴らしい本の様々な章を通して、著者は、聖なるオリンポスと神々、さらには半神や英雄、彼らと関わる人間達の様々な面や、それら全てが持つ象徴や超越的な教えを明らかにしていく。  

知られていない神話、驚くべき啓示、シコポンプスとシコスタシアについて、あるいはアテネの町の創設について、羽の生えた馬ペガサス、神殿の巫女、知恵と知性の起源、内面の火を用いて働くこと、等について、この独創的な作品を読み進む私たちを新しい観点により驚嘆させ続ける。  

この本は、大げさでなく、単なる文学書、あるいは古代神話についての書を超えたものあり、古代ギリシャの研究者や専門家にさえも知られていない世界へと開かれた窓である。  

同様に、神話を心理面に応用し、現代人の内面の美徳の発育にとってのカギとすることにおいても優れている。例えば大神ゼウスの正義、ヘラ女神の意識ある愛、アレス-マルス神の力、ヘルメス-マーキュリー神の知性、アテネ女神の知恵、デメテルーペルセフォネ女神の魂の変化のプロセス、ヘファイストス神の内面の火を用いる作業、等。  

最後に、著者の言葉を引用したい。「これらの高等な原子の12の神聖な表れは、私たちの体にも心理にも関係している。それは、常に維持されてきた高圧のポジティブな原子であり、作業の実現に応じて目覚めさせることもできるし、潜在的な状態のまま維持することもできる。」  

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