Logo
Print this page

抜粋 内なる叡智の回復

抜粋

この実践的心理学の作品、内なる叡智の回復において、著名な作家であり人類学者、研究者である著者エルネスト・バロン氏は、私達を害する心理の要素を変化させ、また人生において前向きな形で成長することを覚えて、内面の刷新や意識の高揚に参加する大きな機会を私達に提供している。

 

「自己認識の心理学は、私達の内面に真の進化した人間を作ること、バランスの取れた人を生み出すことを教える。そのような人は、その進歩的で現代的なあり方において、共感や倫理的規範、礼儀作法を正しく用い、他者の幸せを喜ぶことができる。そのため、より幸福で、落ち着いていられ、また他の人達にもそれを伝える。」

「比較するのは、自分自身に満足していないからであり、加えてそれは、妬みのあらゆる側面を生むのに最も適した過程でもあると理解するべきだ。」

「しかしながら、たとえ馬鹿げているように思えても、もし私達が何か高等な、進歩的で豊かなものを望むなら、比較し、競争する水平線の生活のために私達が囚われている、これらの限界を決定的な形で乗り越えるべきだ。」

「だがそのためには、真の幸福、完全な安楽や叡智は、上とか下とかいうこれらの態度から私達が脱け出し、克己の熱望をもって、野心なく私達のいるべき場所に身を置く時に、初めて訪れると理解しなければならない。」

「私達は、同一視することなく常に今を生きるべく、戦わなければならない。そうして私達のセンターがそのリズムで働き、次第により大きな振動を生み、知恵の明晰さや真の意識ある愛の感情、同じくまた健康で強い身体を作っていけるように。」

「自己考慮する人は、エゴイズムや自己愛がその人に伝える自らの条件付けに、いつも支配されており、従ってそのために、その人を制約し、自分の世界に耽らせるひどい過ちを、明晰さや視野の広さをもって見ることができない。」

「自己愛はあまりに厄介であるため、意識ある愛や、私達を必要としている人達への献身や援助から私達を遠ざける。自己愛とエゴイズムは、もっぱら自分のことだけを、またその保護やお世辞、へつらい、またあらゆる種類の賞賛を受けたいという切迫した必要性しか考えない、完全に無意識な、中央集権的な人格によってそうだと認識される。」

「過去にも未来にも同一視することなく、一瞬一瞬を、私達が存在しているこの瞬間を生きることを学ぶのは、何より急を要する。そうすれば、何ら具体的な事柄に私達を導かない、この種の想像の幻想的な非現実の世界を、少しずつ私達の内面から根絶していくだろう。」

「誰もが多かれ少なかれ、バイオリズムの波や感情の変化、神経系統のアンバランス、考えや感じ方の変化などを有すると、忘れてはならない。しかしながら、もしさらなる意識の努力が存在するなら、それらの状態は全て克服し得る。 」

「内面の刷新という、これらの研究において進歩のために、受けたネガティブな印象を変化する−消化するやり方を知るよう常に主張されてきた。そしてこのことは、自分自身についての真の知識を徹底的に勉強したい人々にとっては、不可欠な改善点となる。」

Template Design © Joomla Templates | GavickPro. All rights reserved.