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抜粋 古代メキシコ文明

人類学と神話学

この作品を通して、著者は、現在は威信を損なわれ忘れ去られてはいても、かつてはピラミッドを持つ真の太陽の文明であった、偉大な民族の知恵について分析し、明らかにしている。彼らは、現代文明も及ばない偉大な知識と知恵を今に残している。

 

「メキシコの歴史は、実際非常に古いものである。それははるか古代、何百万年も前の時代に起源を持つ。これらの文明が開始した時を正確に定義することはできない。なぜなら、知られている多くの民族よりさらに古いからだ。」

「サポテカ族の文化の偉大さは、モンテ・アルバンにおいてその最高の輝きを放った。モンテ・アルバンは、この同じ(モンテ・アルバンの)名をもつ地帯および峡谷の主都である。建築物、ピラミッド、球技場、墓、広い部屋を持つ神殿・・・」

「その天文学の深い知識を明らかに証明するものとして、まさにククルカンのピラミッドが存在する。これは『カスティーリョ』の名で知られ、チチェン・イツァにある。マヤの建築物の中でも最も傑出したものの一つであり、羽根の生えた蛇に捧げられた神殿である。その高さは24mある。」

「コパンは、天文学専門の大きな科学的中心であったと考えられている。コパンのマヤ人が、星の輝く宇宙の優れた研究者であったことは疑いようがない。なぜなら、この科学に関する絵文字が残っているからだ。驚くほど正確な食や惑星の動きの研究・・・」

「これらのマヤブの町は、永遠に失われてしまったが、私たちの記憶から消されることはない。聖なる地、神秘的な神殿、貴族や司祭、イニシエートの墓、壮大な古代のピラミッドは人間的、宇宙的な教えを秘めている。それが、マヤの町だったのである。」

「『イパルネモウアニ』は、マヤの『ウナブ・クー』であり、『天』、『絶対』である。かの存在のお陰で私たちは生きており、また私たちの霊を持っている。それは『表れることのないもの』、『アエロヒム』である。一つ一つの原子、一つ一つの太陽に脈打つ生命であり、『宇宙共通の永遠なる父』、昔もこれからもそうであるものである。」

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